いま、新人への引き継ぎマニュアルを作成しています。集計業務や定型の手続きは、順を追って書けばそれなりにまとまります。でも手を動かしながら、ずっと引っかかっていることがあります。
「経験と資格を活かして仕事の幅を広げていった部分も、手順書にしてください」と言われているのですが——正直、それができたら苦労しないよ、と思ってしまいます。
マニュアル化できるものと、できないもの
たとえば集計業務は書けます。「この列をこう計算して、このシートに転記する」という手順は、言葉にできます。でも「この数字の動きに違和感を持って、根拠を確認しに行く」という部分は、経験や勘が混ざっていて、手順書にはなりません。
持っている資格を活かした応用業務も同じです。標準的な使い方は書けても、「この場面でこう応用する」という判断の部分は、積み重ねてきたものがあって初めて生まれる。そこを手順書にしろと言われると、正直、手が止まります。
IT化の波と、自分の立ち位置
さらに悩ましいのが、会社にようやくPower PlatformやPower BIが入ってきたこと。新人は昨年から勉強会に参加していて、Power BI以外はすでに使いこなし始めています。
私はというと、Power BIを少し学んだ程度。正直、それ以外はよくわかりません。会社では勝手に新しいツールを導入できる環境でもないので、じっくり覚えていくしかない。でも「引き継ぐ側が引き継がれる側より詳しくない」という状況は、なかなか複雑な気持ちです。
答えはまだ出ていないけれど
マニュアル化できない部分をどう引き継ぐか。ITスキルの差をどう埋めていくか。今のところ、すっきりした答えはありません。
この引き継ぎのことは、状況が変わるたびにまた書いていこうと思っています。50代で仕事の節目を迎えながら、考え続けたことを残しておきたいので。


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